新入社員研修の目的

新人社員教育を行う社内研修が、「新人研修」とか「新入社員研修」と呼ばれます。
こうした新入社員研修が必要なのは、企業をより発展させるためです。しかし、新卒社員の離職率は30%前後と高い数字になっており、新入社員研修の目的は能力開発・人材育成と、もうひとつ「会社への定着化」を図ることも重要になってきています。

まず、離職率というのは、会社に入社した人に対しての退社の割合の数字です。会社に入ってきた人がどのくらいやめていくのかがわかる指標になります。離職率が高い会社だと社員が居つかない会社との評判もたち、イメージも悪くなってしまいます。

企業を発展・成長させるためには、新卒社員を教育し成長させることが重要ですが、なぜ新入社員の離職率が高くなってきているのでしょうか。

新卒社員の離職理由は、「上司との人間関係」、「業務内容の相違」、「理想と現実とのギャップ」など様々ですが、その根本原因は「価値観の相違」や「情報不足による誤解」であり、つまるところコミュニケーションギャップにあるようです。

このコミュニケーションギャップを埋めるには、上司や職場の同僚との人間関係の早期構築が鍵になります。しかし、一朝一夕には人間関係を構築することは難しいものです。

そのためにも、新入社員研修では新入社員同士の一体感、連帯感を高めることが重要になります。悩んだときに相談できる相談相手が同期入社の社員であることが多いためです。