社員研修とは?

昨年来のアメリカサブプライムローン問題に端を発した「100年に一度」といわれる大不況の真っ只中にあります。一部上場企業までもが、破産・倒産に怯え社員採用を手控える状況です。

こうした不況の中では、会社一丸となって乗り切る体制が必要ですが、そうした組織作りのために今いる社員のスキルアップ、能力アップは欠かせない時代になってきました。

こうした社員一人一人のスキルアップ、マインドアップは「強い組織」の土台となり、強い組織は業績アップのバックボーンとなります。今こそ勝てる組織作りのために「社員研修」をイチから見直す必要があるのではないでしょうか。

今回は社員研修の基本を見直していきたいと思います。

まずメインテーマである「社員研修」とは、企業が社員のために行う教育のことを指します。社員研修をする目的は、社員が企業内での業務を行う上で必要とされるスキルや知識を習得すること。このことによって、業務が効率化し、コストの削減につながるというもの。

そしてもう一つの目的は、社員のモチベーションアップ、企業文化の浸透です。
これは優秀な社員であっても環境に適応できなかったり、モチベーションが低下していたりすると思うような成果をあげられないことが理由です。

特に新入社員の場合は、スキルもマインドも企業が必要とするレベルにはない場合が多いので「新入社員研修」は多くの企業が採用しているのは周知の事実です。このように社員研修の最終目的は企業の業績アップにあるものの、当面の目的は人材育成・スキルアップにあります。